記憶屋

この頃は翻訳モノを読むことが多かったせいか、日本人の小説は読み易く、すぐ読み終わる。
人の記憶を消す「記憶屋」という都市伝説が秘かに広がっていた。
身近に記憶を消された人がいる主人公の大学生は、その謎を追う。
片思いの彼女に忘れられた主人公は、「記憶屋」に良いイメージを持っていない。
しかし、調査をしていると、多くの人は「記憶屋」に対して、好意的なことを知る。

記憶を消す秘密組織があって、主人公がそれに勧誘されるような展開を予想していたが、全然違った。
「記憶屋」の存在が最後の方まで謎で、その善悪も定まらない。
記憶を消去されるので、関係者の証言も当てにならず、なかなか調査が進まない。
記憶を消すことに至った原因が、それほど悲惨なものではなく、恋愛関係なのも意外だった。
最後のオチを考えると、これがシリーズ化したのはちょっと不思議だった。
続巻のレビューをみると、あまり評判は良くないようだ。

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