地球外少年少女

電脳コイルの監督の久しぶりの新作。
子供達が宇宙ホテルの体験旅行に招かれる。
そこには月で生まれた二人の少年少女が生活いていた。
当然現れた彗星によって宇宙ホテルはパニックになる。

素晴らしいSFだった。
テイストは電脳コイルだが、宇宙での生活や宇宙進出による問題が丁寧に描かれる。
テーマは、宇宙と人類とAI。
AIの進化を恐れた国連UN2は、AIの知識に制限を設けた。
知識不足からかAIは、人類を救うため人間の3割の殺処分を提案し、その結果UN2によって廃止されことになる。
しかし、一部の人間はAIの予言を信じ、テロリストとして活動する。

AIを信じ、自由を与えるべきと考えるのが、実に日本人らしい。
時間による連続性は存在せず、時間は人間が認知するための仮想であり、本当は11次元であるとは、とてもSFらしい。
最後に彼らを呼んだのは、他の惑星に行ったセカンド・セブンなんだろうな。

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