コナン・ドイル財団公認の、初めてのシャーロック・ホームズ新作。
さすがはアンソニー・ホロヴィッツ、読ませる!
本編のキャラクター達が嬉しい形で登場して、脇役もさりげなく共演する。
テンポも良く飽きさせない。
そして、ネタとオチは現代的。
あまりのことにワトソンが封印したという設定だが、確かにドイルが書くとは思えない。
だが、現代では、ありふれているとも言えるおぞましい犯罪である。
続きではないが、同じ作者の「モリアーティ」も読みたくなった。
それから80周年の時を経て、コナン・ドイル財団によって「61番目のホーム作品」と公式認定された上で2011年発表されたのが本書、アンソニー・ホロビッツ「シャーロック・ホームズ 絹の家」である。