眠れなくなるほど面白い図解地学の話

「ブラタモリ」を観ていると、「地学」に憧れる。
しかし、少し勉強しても、「地学」の世界は専門用語が多く、なかなか覚えられない。
この本では、地学で扱われる「宇宙」「気象」「地層」について、分かりやすく解説している。
でも、やはり覚えきれない。

この本を読んで面白いと思ったトピックは、次の通り。

まずは「宇宙」。

地球の自転が遅くなって失われた時点角運動量は、潮汐力を介して月の公転角運動量に受け継がれる。
そのため、とき夕の自転が遅くなるにつれて、月の公転が加速され、だんだん遠ざかっていく。

月創生のシナリオとしては、ジャイアント・インパクト説が有力である。
原始惑星ティアは、地球の自転軸に45度くらいの角度で衝突し、この衝突によって地球の自転軸は、公転面に垂直な方向から傾いた。
その結果、地球に四季が生まれた。

地球の表面は、何枚かの厚さ100キロメートル以下の硬い岩石でできた板プレートからなっている。
これらは池の水やミルクの皮膜のような、地球表面を覆う熱境界線である。
プレートの表面からは、プレートを通して輸送された地球内部の熱が冷たい宇宙へ熱放射されている。
自動車のエンジンのラジエーターのように地球内部を冷やしている。

次は「気象」。

成層圏では大気に含まれているオゾンが紫外線を吸収することで温度が上がる。
また、熱圏では酸素や窒素の分子などが、太陽の紫外線とX線を吸収することにより温度が高くなっている。

地上付近でゆっくりと回転した渦の管が引き伸ばされ、その半径が小さくなったときに速度が上がり、強い回転を持った竜巻へと成長する。

グローバル寒冷化が多様な生物を絶滅に追い込んだ原因は地球外にある。
超新星爆発や活動的銀河の中心に起源を持つ銀河宇宙放射線の増加、あるいは暗黒星雲との衝突が原因だとしている。
プラズマ化した銀河宇宙線の高エネルギー粒子が地球大気を帯電させ、雲粒子の形成核となることで地球を覆う雲の量が増加し、地球を寒冷化させた。

最後は「地層」。

地殻の深部マントルで岩石が溶けると、マグマができる。
地表は冷たいので、噴出したマグマは急冷し、細かい結晶とガラスからなる火山岩となる。

地球は、太陽エネルギー地球内部エネルギーを使って現在も操業中の岩石生成工場である。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です