セトリは古本屋業界用語ではなく、セットリストだった!
死者が情報として生きる近未来を描いている。
ChatGPTの時代には、情報されあればリアルな反応を生成出来るのはリアル。
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「フィクション」カテゴリーアーカイブ
魂手形 三島屋変調百物語七之続
宮部みゆきの三島屋変調百物語シリーズの第7巻。
相変わらず怪談として斜め上をいっている。
今回は、火焔太鼓、一途の念、魂手形の3作品。
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グレイス・イヤー
確かに女の子版「蝿の王」だった。
女性差別のデストピアだが、現実にも女性差別の国は多い。
ツラい話だが、読み易く、一気に読める。
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殺しへのライン
ホーソーン&ホロヴィッツ・シリーズ3作目。
このシリーズの魅力は探偵役ホーソーンのキャラクターであろう。
鋭いのは確かだが、善人なのか判然としない。
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パン焼き魔法のモーナ、街を救う
モーナが唯一使える魔法は、パンをうまく焼いたり、クッキーを踊らせることだった。
魔法使い狩りで捕まり、何とか釈放されたが、迫り来る敵の軍隊の前で、モーナは国で唯一の魔法使いだった。
英雄を作り上げる政府への批判や、死んだ馬の大群など、子供には勧めにくいと思われがちだが、子供は分かるものだと思う。
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異常【アノマリー】
フランスのSFのような、純文学のような不思議な作品だった。
登場人物が多く、途中までは流れを掴むのが難しい。
結局、何を主張したいのか、よく分からなかった。
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AI法廷のハッカー弁護士
これも面白かった。
この頃でも、探せば面白い小説はたくさんある。
裁判官がAIになった未来に、そのバグをハックして勝利を勝ち取る弁護士が主人公。
行きがかり上、手伝いになった素直な青年とハッカーの少女というチームがなかなか良いキャラである。
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時の子供たち
面白かった。正統なるSF小説。
内紛により自滅しそうな人類は、テラフォーミングした惑星に、進化を促進した類人猿を放ち、自らの後継者としようとした。
しかし、過激派により実験は失敗。
猿たちは死に、知能を進化させるウイルスは、惑星土着の生物である蜘蛛たちの進化を促進した。
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20世紀SF〈2〉1950年代
そうそうたるラインナップ。
この人がこんな作品を⁉︎と思うものもあった。
全体的には分かりやすかったが、なかには理解しづらい作品もあった。
短編集とは、そういうものだ。
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ブリリアンス-超能ゲーム-
面白かった。
スパイ小説のノリである。
人口の1%が超能力を持つようになった世界。
世界は持つものと持たざるものに分断された。
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