キング初のミステリー・シリーズ「ミスター・メルセデス」も最終巻である。
植物人間になったと思われていた1作目の犯人「メルセデス・キラー」が復活する。
元刑事の探偵ホッジスとの宿命の対決が幕を開ける。
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「キング」タグアーカイブ
ファインダーズ・キーパーズ
「ミスター・メルセデス」に続くキングのミステリーシリーズ第2段。
残念ながら前作の探偵役であった元刑事のビルとホリーの出番は少なかったが、犯罪小説として面白かった。
最初から引き込まれる。
キングの第二のピークかもしれない。
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kotoba特集スティーヴン・キング
キング特集があるとつい買ってしまう。
コレクターのようになっているのかもしれない。
この特集は、なかなか豪華でバラエティに富んだ執筆陣だった。
さまざまな切り口でキングを分析している。
みんな好きだなあと思うが、新しい発見はなかった。
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ミスター・メルセデス
キング初のミステリー!
初か?という気もするが、元刑事と犯罪者の戦いというストレートなミステリーは無かったと思う。
むかしのキングに戻ったようなしつこい描写と陰惨なイメージが、昔からのファンには嬉しい。
何と、キャラクター小説だったりする。
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スティーヴン・キング 映画&テレビ コンプリートガイド
ホラー小説の帝王スティーヴン・キングは、作品の映像化についてもダントツである。
内容的にはとても単純なものが多いが、それゆえに映像化し易いのか、多作な彼の作品で、映像化されていないものを探すほうが難しい気がする。
キングの映画化、テレビ化された作品の完璧な解説を目指したのが本書である。
解説自体は筆者の想いが強く、必ずしも私の評価と一致しないが、楽屋落ちのような情報も楽しい。
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心霊電流
久々に、キングの上手さを実感した。
キングはなぜ、少年時代をこんなに生き生きと描けるのだろう。
でも、怖くない。
最後の最後に古典的なホラーになるのだが、ちょっと唐突な気がする。
それに、ラブクラフト的な恐怖は、実際あまり怖くない。
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ドクター・スリープ
あの「シャイニング」の原作者による正統な続編!
オーバールックホテルから逃げ延びたダニーが、大人になった姿が描かれる。
ダンことダニーは、同じ能力を持つ少女と能力を持つ子供を狙う吸血鬼のような一団に戦いを挑む。
以前原書で読んでいたが、翻訳で読むと、細かいニュアンスを理解していなかったことを思い知る。
初期のキングのような雰囲気の小説で、むかしからのファンとしてはとてもうれしい。
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IT/イット “それ”が見えたら、終わり。
なんで今頃?と思うキング初期大作の再映像化である。
一度TV版ミニシリーズとして映像化されており、これも面白かった。
映画版は、舞台が1980年代に変更されており、アメリカでは大ヒットしたようだ。
映像としてはよく出来ているのだが、私としてはTV版の方が好きだ。
映画版は、まだ少年編だけであり、私は、少年編を受けての大人編が好きだからかもしれない。
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ジョイランド
ホラーの帝王スティーヴン・キングによる青春小説である。
キングは「スタンド・バイ・ミー」なども有名で、実は泣かせる小説も書ける作家なのだ。
というか、怖い話よりも泣かせる話のほうが多いくらいだ。
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書くことについて
かつて「小説作法」というタイトルで販売されたいた本の新訳版である。
「小説作法」は読んでいたのだが、追加された情報が多いということなので、新訳版を読んでみることにした。
かなり昔に読んだ本なので、内容もよく覚えていないから新鮮な気持ちで読むことが出来た。
アメリカのベストセラー作家スティーブン・キングによる小説の書き方の指南である。
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