三島屋変調百物語のシーズン2が開始。
初めからとんでもない話をぶち込んできた。
最初の3話も人間の恐ろしさや悲しさが怪しく語られているが、圧巻なのは最後の話である。
分量的にはちょっとした長編くらいはある。
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「ホラー」タグアーカイブ
ホラーは誘う―ダーウィンに学ぶホラーの魅力
ホラーがなぜ魅力的かについて、進化心理学的に分析している珍しい評論。
個別の作品の分析には納得出来ないところもあるが、この視点は新しい。
フロイト的解釈や時代背景を元にしたホラー分析より説得力がある。
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ラストナイト・イン・ソーホー
ある時代を描いたり、その時代の音楽を中心とした映画は好きだ。
そういう意味では「ラストナイト・イン・ソーホー」は、もろにストライクゾーンだと思った。
しかし、実際には、そんなことより、とてもややこしいミステリーだった。
これは、人に説明するのが難しい。
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THE INSTITUTE
流石に大人向けのペーパーバックは、読み切るのに時間がかかった。
本作は、スティーヴン・キングによる、多分久しぶりの超能力者ものである。
アメリカ中からさらわれた少年少女が怪しい研究所INSTITUTEで、超能力を開発するためのモルモットにされる。
「ファイアスターター」のような泣かせる話ではなかったが、途中から少年の冒険物語となり、俄然盛り上がってきた。
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スティーヴン・キング論集成
風間賢二によるキングの評論集。
よくもこれだけの数を‥と思う分量である。
キングについて、様々な切り口で楽しめる。
ダークタワーのパートは、興味が無いのでパスした。
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影が行く
さまざまなタイプのSFホラーが集められた日本独自の短編集である。
リチャード・マシスン、ディーン・R・クーンツ、フリッツ・ライバー、ジョン・W・キャンベル・ジュニア、フィリップ・K・ディック、デーモン・ナイト、ロジャー・ゼラズニイ、クラーク・アシュトン・スミス、ジャック・ヴァンス、アルフレッド・ベスター、ブライアン・W・オールディスといった堂々たる作家陣で、少し古めの小説が読み易い。
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幽霊なんて怖くないBISビブリオバトル部
自分の好きな本をプレゼンするビブリオバトル。
それを部活とするBISビブリオバトル部の活動を描くシリーズの2作目。
今回のテーマは、恐怖と戦争。
いろいろと考えさせられる。
結局、最後は「仮面ライダークウガ」
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死人街道
ウィアードウエストという分野らしい。
化け物が溢れるアメリカの西部をガンマンが旅をするようなものらしい。
まったく知らない分野だったが、意外に面白かった。
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ミステリアム
久しぶりのクーンツ。
そして犬。
これは泣けないはずがない。
犬が出てくる小説を書かせたらクーンツは世界一と言われている。
それだけでなく、クーンツのエンターテイメントはあざというまでに面白い、はず。
高校、大学の頃によく読んでいたが、新作はほんとに久しぶり。
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ザ・スイッチ
新型コロナが少し下火になってのだ、レイトショーが復活した。
レイトショーを中心にロードショーを観ているので、これは嬉しい。
レイトショー復活の1作めがこれである。
「ハッピー・デス・デイ」「ハッピー・デス・デイ2U」の監督によるコメディ・ホラーだ。
女子高生と殺人鬼の体が入れ替わってしまう。
どこかで聞いたようなマヌケな設定である。
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