この頃は翻訳モノを読むことが多かったせいか、日本人の小説は読み易く、すぐ読み終わる。
人の記憶を消す「記憶屋」という都市伝説が秘かに広がっていた。
身近に記憶を消された人がいる主人公の大学生は、その謎を追う。
片思いの彼女に忘れられた主人公は、「記憶屋」に良いイメージを持っていない。
しかし、調査をしていると、多くの人は「記憶屋」に対して、好意的なことを知る。
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「ミステリー」タグアーカイブ
スティール・キス
どんでん返しの法王ディーヴァーのライム・シリーズ、今回の敵はIoT!
エスカレーターが次々と人を襲うわけではなかった。
時代の最先端をミステリーに組み込むのは流石!
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ヨルガオ殺人事件
ミステリー界の各賞を総なめし、話題となった「カササギ殺人事件」のまさかの続編。
前作も驚くべき構造の小説だったが、本作も同じ作劇上のトリックが使われている。
本の中に本があり、本の中のミステリーが現実世界の謎を解くキーとなる。
謎を解くとこを目的とした本格ミステリーは好きではないが、このシリーズの大胆な構成には楽しませんてもらった。
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夢探偵フロイト マッド・モラン連続死事件
同じような悪夢を見て、死人まで出てしまう事件を夢を研究する科学者と助手のCGオタク、単位欲しさに手伝う女子大生が追う。
ちなみにフロイトとは科学者の名前である。難しい漢字が当てられている。
夢を3DVRで再現して、その中をヘッドマウントディスプレイをして歩き回るのは面白い。
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世界が終わる前にBISビブリオバトル部
今回のテーマは、ミステリー。
紹介される本がミステリーなだけでなく、話全体がミステリー。
叙述トリックもあり、何回か驚かされた。
そして、次巻への引きもが酷い。
これでは読まずにはいられない。
主人公がSFファンの女子高生だということで、どんなSFが紹介されているか気になった読み始めたが、青春小説として盛り上がっている。
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その裁きは死
間を空けて読んだせいで、途中で何が問題だか分からなくなってしまった。
やはりミステリーは一気に読まないと。
気難しい探偵と小説家の助手が主人公の古典的な探偵小説ホーソーン・シリーズの最新作である。
巻末の解説がたのしい。
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ゲームシナリオのためのミステリー事典
「ゲームシナリオのための事典」シリーズ。
このシリーズは、その世界のネタがコンパクトに網羅的にまとまっている。
しかし、事典という性質上、最初から順番に読んでいると、途中で飽きてしまうという弱点がある。
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生物学探偵セオ・クレイ 街の狩人
前作は熊の偽装殺人だったので、舞台は山の中が多かったが、今回の舞台は街中である。
生物情報工学者としての独自の視点で、犯人を追う。
主人公のセオは前作よりもたくましくなった印象である。
すきを突いたとはいえ、牢獄で殺し屋を撃退してしまうのだ。
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任務の終わり
キング初のミステリー・シリーズ「ミスター・メルセデス」も最終巻である。
植物人間になったと思われていた1作目の犯人「メルセデス・キラー」が復活する。
元刑事の探偵ホッジスとの宿命の対決が幕を開ける。
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ファインダーズ・キーパーズ
「ミスター・メルセデス」に続くキングのミステリーシリーズ第2段。
残念ながら前作の探偵役であった元刑事のビルとホリーの出番は少なかったが、犯罪小説として面白かった。
最初から引き込まれる。
キングの第二のピークかもしれない。
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