「ミステリー」タグアーカイブ

われはロボット

「銀河帝国は必要か?」で、アシモフの作品について解説されていたのを読んで、俄然読み直してみたくなった。
こどもの頃に読んだはずだが、いい感じに忘れているので、今読んでも楽しく、発見がある。
ちょうどKindleで安く買える作品で多いので、この機会にコンプリートを目指してみたいと思う。
まずは、ロボットSFの古典にして、始祖とも言えるこの短編集からだ。
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扇動者

ジェフリー・ディヴァーの「人間嘘発見器」シリーズの最新作(文庫版)である。
今回の敵は、人間の集団心理を操る策士である。
集団心理によるパニックは恐ろしいものだが、犯罪者としてはあまり面白くなかった。
毎回読者を驚かせることに注力しているディヴァーだが、今回も期待に違わず、どんでん返しが用意されていた。
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今昔百鬼拾遺 鬼

京極夏彦を読むのは何年振りだろう。
かつては、「京極堂シリーズ」を楽しく読んだものだ。
ミステリーとしては無茶だったが、妖怪小説として、ページの大部分を占めるウンチクを含めて、面白かった。
本シリーズは、その京極堂の妹が主人公である。
兄たちにくらべると、どうしても派手さに欠ける。
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ガイコツと探偵をする方法

私の好きな、コメディタッチのミステリーである。
シングルマザーである主人公が仕事で実家に帰ったところ、殺人事件に巻き込まれる。
普通と違うのは、彼女の家には、動いて言葉を喋るガイコツが居ることだった。
彼女は、ガイコツと協力して事件の真相を究明する。
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スキン・コレクター

スキン・コレクター 上 (文春文庫)ジェフリー・ディヴァーで一番有名なのは、映画化もされた「ボーン・コレクター」だろう。
この「スキン・コレクター」は、題名からも分かる通り「ボーン・コレクター」に続く作品である。
20年の歳月を経て、「ボーン・コレクター」の悪夢が蘇る。
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カササギ殺人事件

カササギ殺人事件〈上〉 (創元推理文庫)多分、2018年度「このミス」海外部門1位になると思われる大人気のミステリー。
イギリスの片田舎でメイドが事故死した、さらに殺人事件が続いたため、クリスティのポワロを思わせる探偵が解決に乗り出す。
非常に古典的なミステリーであり、なぜこの作品がそれほど人気があるのか分からなかった。
下巻を読み始めるまでは・・・
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不思議の国の少女たち

不思議の国の少女たち (創元推理文庫)「不思議の国のアリス」のアリスのように、違う世界を垣間見た子どもたちは、その後どうなったのだろうか?
そのような子どもたちが通う学校がある。
死者の国から帰ってきたナンシーは、同じような境遇の子供だけの寄宿制学校に入学する。
やっと正気を疑われずに死者の国の話ができるようになったが、恐ろしい事件に巻き込まれてしまう。
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六つの航跡

六つの航跡〈上〉 (創元SF文庫) 六つの航跡〈下〉 (創元SF文庫)
恒星間宇宙船の乗務員6人は、目が覚めると自分自身が死んでいることを発見した。
乗務員たちはクローンであり、先代のクローンが死んだので、肉体を合成し、意識が組み込まれたのだと思われる。
しかし、誰が、何のために6人を殺したのか全く分からない。
乗務員6人は、全員犯罪者であり、誰でも犯人となり得る。
かくして、宇宙船という密室を舞台にしたSFミステリーが幕を開ける。
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スカラムーシュ・ムーン

スカラムーシュ・ムーン (新潮文庫)久しぶりの海堂 尊。
途中読んでいない作品があるのも原因だが、ちょっと目を離したすきに、「チーム・バチスタ」から始まった桜宮サーガは、とんでもないことになっていた。
メインの舞台が大阪なので、もはや「桜宮サーガ」とも言えない。
普通とは違う意味で、SFだった。
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