野菜に関するトリビア集。
ひとに話したいが、覚えきれない。
もっと挿絵が連動していた方がイメージしやすかった。
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「生物学」タグアーカイブ
怖くて眠れなくなる植物学
前作「面白くて眠れなくなる植物学」ほどでの驚きはなかった。
というか、途中から読んだことがある気がしてきた。
ちょいちょい文明批判が入っているが、これは余計と思った。
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シロアリ-女王様,その手がありましたか!
シロアリの世界は興味深い。
シロアリはアリやハチよりゴキブリに近い。
真性社会性生物だがアリやハチとは生態が違う。
女王が複数おり、創設女王と同じ遺伝子を持った分身である。
ワーカーはオスもメスもおり、全ては幼体である。
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バイオパンク
バイオテクノロジーが発達し、手軽に個人でも利用できる時代が来ている。
本書では、個人でバイオテクノロジーを追求する人々の思想や傾向を解説している。
情報と技術の民主化は共感できるが、ガレージで作る合成生物にやはり不安も感じる。
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時の子供たち
面白かった。正統なるSF小説。
内紛により自滅しそうな人類は、テラフォーミングした惑星に、進化を促進した類人猿を放ち、自らの後継者としようとした。
しかし、過激派により実験は失敗。
猿たちは死に、知能を進化させるウイルスは、惑星土着の生物である蜘蛛たちの進化を促進した。
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奇妙な菌類
菌類の不思議な世界を堪能した。
ただ、人に説明しようにも覚えてないのが残念である。
菌類は、真菌、細菌、ウィルスに分類される。
真菌とは細胞内に核を有する真核生物であり、シイタケ、黒カビ、イーストがこれにあたる。
細菌は納得菌などである。
本書は、主に真菌について語られている。
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Murder Theory
無茶な生物学者探偵の3作目。
あまりに翻訳が遅いので、原書で読むことにした。
今回のテーマは、人を殺人者にするウイルス!
もうミステリーではない。
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面白くて眠れなくなる植物学
Audibleで聴いたけど、この手のモノは、何度も見返せる本がいい。
植物の驚くべき生態の数々。
宇宙までいかなくても、地球の植物を知れば、十分にセンス・オブ・ワンダーを味わえると思った。
逆に、小説に出てきたら「盛りすぎだろう」と思う不思議に溢れている。
是非覚えておいて、人に話したい。
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mRNAワクチンの衝撃
新型コロナのワクチンとして驚くべき速度で開発されたmRNAワクチンの開発ドキュメントである。
一般にはファイザーが開発したと思われているが、実はドイツの製薬ベンチャー・ビヨンテックが開発し、提携したファイザーが試験の支援とデリバリーをしている。
ワクチン開発の大変さがよく分かった。
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人体 失敗の進化史
進化は既存の変更の連続だから最適解ではなく、歪なあり合わせだと思っていた。
それがテーマのこの本の著書が解剖学者なのに最初は違和感を持ったが、考えてみれば、進化が表れるのは生物の身体であり、それを良く知るのは解剖学者だろう。
進化に関する解剖学的知見は面白く、二足歩行は重力に対して90度の変更を内臓に強要した、など目から鱗だった。
著書の現状の科学行政に対する怒りは、もっともだと思った。
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