様々な精神疾患の事例をもとに、「自己」とは何かを探求している。
哲学の問いに、神経科学の最新の知見による回答を模索している本である。
「自己」というものの危うさを感じさせる。
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「脳」タグアーカイブ
GO WILD
実は、人間は、人類バージョン1.0である。
石器時代から変わっていない。
現代の環境と石器時代から変わらない人間の身体とのギャップが、多くの病気や不幸を生んでいる。
ならば、野生の状態に戻ろうではないか!というのが本書の主張である。
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暴走する脳科学
fMRI等による脳内活動の計測機器の発展と、ディープラーニングなどのAI技術によって、脳科学は猛烈に進化している。
また、ゲノム解析終了後、次のフロンティアとして、各国は脳科学の研究に多くの予算を設定している。
このような現状で、本書は、脳科学について、哲学の立場から検討している。
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無意識の整え方
「脳はなぜ『心』を作ったのか」で意識の役割について革新的な仮説を提示した前野隆司による対談集である。
合気道の達人、僧侶、コーチングの指導者、医者といった異なる分野の相手と無意識について語り合う。
アプローチの仕方は違うが、無意識を重要視する面では共通している。
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脳はなぜ「心」を作ったのか
「心」すなわち「意識」がなぜ作られたかを進化の観点からシンプルな仮説を提示している。
とてもわかり易く、納得のいく仮説なのだが、本当にこの通りなら、人間の神秘性が失われ、少し残念だ。
しかし、マービン・ミンスキーの「心の社会」以来のパラダイム・シフトと言える考え方である。
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天才のノート術
正しいマインドマップの書き方を学びたくなった。
簡易的なマインドマップとして、ブログ用に「読書マップ」を作成している。
これはこれで便利なのだが、もっと広く考える場合には少し足りない気がする。
正統なマインドマップであれば、考えが広がるのではないか、と期待している。
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ビジュアル版脳と心のしくみ
人間の心のしくみを知るには、脳の構造の知識は欠かせない。
でも、どうもこの分野は苦手だ。
脳の部位の名称などが、なかなか覚えられない。
この本では、脳の解剖学的知識から将来の研究までを最新の知見をビジュアルに解説している。
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ファスト&スロー
行動経済学が誕生した原因にもなった有名な一冊である。
語り口は優しく、紹介されている事例も面白い。
言いたいことはシンプルだと思うのだが、その割には本書は分量が多すぎる。
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超図説目からウロコの進化心理学入門
チャラいタイトルに反して、進化し心理学の概況について、とてもよくまとまった本である。
図書館で借りたのだが、手元に置きたくなり、Amazonで探したら古本に高値がついていた。
電子書籍で再版して欲しいものだ。
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LEARN ENGLISH 300% Faster!
kindle本の「洋書」部門で人気No.1の本である。
300%早くなるという煽り文句が嘘っぽい。
でも、読んでみると、納得のいくノウハウが満載だった。
習慣化で使われているテクニックが多く利用されている。
英語だが読みやすく、各章の最後にまとめがあるのが嬉しい。
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