バイオテクノロジーが発達し、手軽に個人でも利用できる時代が来ている。
本書では、個人でバイオテクノロジーを追求する人々の思想や傾向を解説している。
情報と技術の民主化は共感できるが、ガレージで作る合成生物にやはり不安も感じる。
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「ルポタージュ」タグアーカイブ
mRNAワクチンの衝撃
新型コロナのワクチンとして驚くべき速度で開発されたmRNAワクチンの開発ドキュメントである。
一般にはファイザーが開発したと思われているが、実はドイツの製薬ベンチャー・ビヨンテックが開発し、提携したファイザーが試験の支援とデリバリーをしている。
ワクチン開発の大変さがよく分かった。
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ロング・ロング・トレイル
元モデルである著者によるランを中心とした旅の記録である。
多少まとめりがない気もするが、様々な大会の様子が楽しめる。
世界には、すごい大会もあるものだ、と感心してしまう。
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ゾンビ究極読本
ゾンビマニアのための同人誌のような本である。
ゾンビと言っても、ゾンビ映画の始祖であるジョージ・A・ロメロのゾンビ映画のみが対象である。
私もロメロのゾンビ映画が好きだか、ここまでマニアックだとついていけない。
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バイオハッキング
この本で言うところの「バイオハッキング」とは、テクノロジーを使って人間の感覚を拡張することだ。
人間の経験の拡張を目指して自分の身体改造をする「グラインダー」は、なかなかサイバーパンクだ。
残念ながら、本書では「グラインダー」に関する記述が少なかった。
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怪獣記
体当たりルポライター高野秀行の今回のお題は「UMA」である。
UMAとは未確認動物のことであり、ネッシーなどがこれにあたる。
トルコの辺鄙に村にUMAが現れたという噂を確認するために、現地調査に向かう。
そこで出会ったのは、UMAより怪しい人々だった。
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黒部の山賊
黒部の山小屋のオーナーが語る山賊たちと山の不思議。
国による規制が出来る前から山に住んでいた人たちは、法律を無視した行動から山賊のように思われてた。
しかし、彼らは昔からの生活をそのまましていたに過ぎない。
山とともに生活していた彼らは、普通の人よりも山に詳しく、時に超人的な行動をする。
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超常現象 科学者たちの挑戦
NHK取材班が超常現象に挑む。
結果として、決定的な現象には出会えなかったが、完全に否定もできない。
そのような曖昧さもよくある結論だが、それでも探求を続ける研究者たちの姿勢は評価できる。
まさか、テレパシーの解明に素粒子物理学が出てくるとは思わなかった。
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巨流アマゾンを遡れ
高野秀行のルポルタージュは、どれを読んでも楽しい。
麻薬を栽培している村で生活するなど、やっていることはハードだが、どこかのんびりしている。
あまり計画性がなく、行き当たりばったりに見える。
だからこそ、思いがけない出会いがあったりするのだろう。
日本で、それなりビジネスの世界で生きていると、この無計画さに憧れるところがある。
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世にも奇妙なマラソン大会
海外でのマラソン大会に興味がある。
この頃よく著書を読むルポライター高野秀行が、海外マラソン大会について書いた本があったので、読んでみることにした。
スポーツと違う意味で、ハードなマラソン大会だった。
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