宮部みゆきの三島屋変調百物語シリーズの第7巻。
相変わらず怪談として斜め上をいっている。
今回は、火焔太鼓、一途の念、魂手形の3作品。
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「時代劇」タグアーカイブ
黒武御神火御殿
三島屋変調百物語のシーズン2が開始。
初めからとんでもない話をぶち込んできた。
最初の3話も人間の恐ろしさや悲しさが怪しく語られているが、圧巻なのは最後の話である。
分量的にはちょっとした長編くらいはある。
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きたきた捕物帖
宮部みゆきの時代劇新シリーズ!
この手のもので、宮部みゆきが面白くないはずがないので安心して読める。
他のシリーズに比べて、登場人物のキャラが立っていない気もするが、長いシリーズのスタートなので、これから様々な仕掛けが稼働するのだろう。
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町山智浩・春日太一の日本映画講義 時代劇編
映画評論家の町山智浩と映画史・時代劇研究家の春日太一の2人による時代劇に関する対談である。
ほとんどの映画が、名前こそ知っているが、観たことのない作品だった。
それぞれを観てみたいとも思うが、それよりもリアルタイムに観てみたかった。
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三鬼
久しぶりの三島屋変調百物語。
宮部みゆきに関しては、文庫本に落ちてから購入するのがマイルールである。
三島屋百物語の第4弾である「三鬼」が出版されたのは知っていたが、文庫になるのを待っていたのだ。
待ったかいがあった。
宮部みゆきは、時代劇が一番おもしろい。
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荒神
宮部みゆきによる怪獣モノ時代劇。
怪獣というには業が深いが、イメージ的には怪獣大暴れの小説である。
時代劇でありながら怪獣小説であるというアクロバットな小説を、見事に成立させてしまうのは、さすが宮部みゆきである。
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泣き童子
宮部版百物語の第3弾。
このシリーズは毎回ティストが違うのも面白い。
1巻は、主人公のおちかが故郷を追われて三島屋に来た経緯も含めて重いトーンだった。
2巻は、おちかの新しい恋が始まり、楽しい感じになっている。
この3巻は、日本昔話風のお話から怪獣モノまで激しくバラエティに富んでいる。
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