習慣についての本はよく読むが、この本はひとつのシンプルなアイディアを元に理論を展開しており、興味深い。
説得力があって、やってみようという気になる。
図書館で借りたのだが、手元に欲しくなってKindle版を購入した。
ただ、このタイトルは誤解を招く。
たくさんの方法をまとめたようなイメージを与える。
原題は「TINNY HABIT」つまり「小さな習慣」であり、この方が内容にマッチしている。
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「行動科学」タグアーカイブ
「食べること」の進化史
食が人間の身体、心、環境を変えた。
この観点で過去・現在・未来を考察している。
過去と現在については興味深かったが、未来はあまり面白くなかった。
趣味でテクノロジーが人間に与える影響についての本をよく読むので、新しい発見が少なかったからかもしれない。
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マインドハンター
連続殺人犯のプロファイルを元に捜査を行うFBIの行動科学課の誕生を、関係者が語ったノンフィクションである。
行動科学課は、映画「羊たちの沈黙」やTVドラマ「クリミナル・マインド」でも有名な部署である。
実際の事件の解決に至る経緯は興味深いが、読み物としてはメリハリに欠ける気がする。
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データの見えざる手
はやりのビッグデータ利用方法の本かと思ったら、スケールが違った。
ウェラブルデバイスで取得したデータから人間の幸福まで変えてしまおうという壮大な試みだ。
数学的根拠はよくわからないが、SF的な風呂敷の広げ方が素晴らしい。
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使える行動分析学
行動分析学の手法を使って、じぶんの行動を分析し、改善しようと提案している。
科学的な精度には欠けるが、じぶん実験は生活向上の役に立ちそうだ。
著者が実際に大学の演習で行っている手法であり、学生が行った事例も若者らしくて微笑ましい。
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一番やさしくNLPのことがわかる本
行動分析学の調査をしているとNLPという言葉をよく見かける。
NLPについては、著者によって扱いが良い時と悪い時がある。
どんな方法なのか興味があったので、お手軽そうなこの本を読んでみることにした。
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メリットの法則
行動分析学を使った実用的な方法についての解説書。
特に児童の不登校や問題行動の改善についての事例が多い。
考え方がシンプルでわかりやすい。
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スタンフォードの自分を変える教室
欧米のノンフィクションは、事例の紹介がとてもユーモラスなものが多く、引きこまれてしまう。
この本でも何度か声を出して笑ってしまった。
人間の本質を理解した上で、自分の行動をコントロールしよう、という本である。
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やる気の科学
やるべきだけど出来ないことの実行について、「コミットメント契約」で実現する方法が解説されている。
どうも書き方に違和感があると思ったら、著者の本業は心理学者ではなく、法律関係の経済学者だった。
この理論に基づいたシステムを、本当に立ち上げてしまうところがいい。
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のうだま
「キッパリ!」で人気のイラストレーターと若手脳研究者のコラボによる解説書である。
ちなみに、「のうだま」とは「脳」を「騙す」こと。
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