ノーチラス号の冒険シリーズの第7巻である。
ネモ船長の息子であるマイクは、アトランティスの技術で作られた謎の潜水艦ノーチラス号で、仲間の少年達と共に、世界の海で冒険の旅を続ける。
第7巻では、謎の敵が登場し、物語は新しい展開を見せ始める。
6巻は、タイタニックの沈没、ピラミッドの秘密、宇宙船の衝突等盛り沢山だったが、7巻は少し地味な感じがした。
7巻は、7~9巻まで続く物語の冒頭に当たるらしく、導入部という書き方になっていたせいかもしれない。
それよりも、7巻はノーチラス号の仲間達の険悪な雰囲気が辛かった。
宇宙船に接触した影響だとはわかっているが、そこそこ仲の良かったメンバーが、亊ある毎に衝突し、あげく憎しみ合う姿は、読んでいて辛い。
7巻自体は、それほど面白くなかった。
しかし、最後に新たな秘密を明かして、次の巻を読みたくさせる構成は流石である。
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