「行動科学」タグアーカイブ

習慣超大全

習慣についての本はよく読むが、この本はひとつのシンプルなアイディアを元に理論を展開しており、興味深い。
説得力があって、やってみようという気になる。
図書館で借りたのだが、手元に欲しくなってKindle版を購入した。
ただ、このタイトルは誤解を招く。
たくさんの方法をまとめたようなイメージを与える。
原題は「TINNY HABIT」つまり「小さな習慣」であり、この方が内容にマッチしている。
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「食べること」の進化史

食が人間の身体、心、環境を変えた。
この観点で過去・現在・未来を考察している。
過去と現在については興味深かったが、未来はあまり面白くなかった。
趣味でテクノロジーが人間に与える影響についての本をよく読むので、新しい発見が少なかったからかもしれない。
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マインドハンター

マインドハンター──FBI連続殺人プロファイリング班 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)連続殺人犯のプロファイルを元に捜査を行うFBIの行動科学課の誕生を、関係者が語ったノンフィクションである。
行動科学課は、映画「羊たちの沈黙」やTVドラマ「クリミナル・マインド」でも有名な部署である。
実際の事件の解決に至る経緯は興味深いが、読み物としてはメリハリに欠ける気がする。
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スタンフォードの自分を変える教室

スタンフォードの自分を変える教室欧米のノンフィクションは、事例の紹介がとてもユーモラスなものが多く、引きこまれてしまう。
この本でも何度か声を出して笑ってしまった。
人間の本質を理解した上で、自分の行動をコントロールしよう、という本である。
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やる気の科学

ヤル気の科学―行動経済学が教える成功の秘訣やるべきだけど出来ないことの実行について、「コミットメント契約」で実現する方法が解説されている。
どうも書き方に違和感があると思ったら、著者の本業は心理学者ではなく、法律関係の経済学者だった。
この理論に基づいたシステムを、本当に立ち上げてしまうところがいい。
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