ちんぷんかん

ちんぷんかん (新潮文庫)しゃばけシリーズの6作目。
火事に巻き込まれた若だんなが三途の川に行ったり、兄さんの結婚で一騒動あったが、賑やかな妖たちとの、いつも通りののどかな話である。
これはこれで良い。

この世ならぬものが見える若だんなが、なんとなく騒動を解決してしまうシリーズも、もう6作目である。
テレビドラマ化されて、一時は盛り上がったが、本編のパターンは変わらない。
このようなマンネリでも楽しめるシリーズが、きっと長生きするのだろう。

三途の川の子供達や、若だんなの母親の友達の嫉妬など、人間の心のダークサイドも隠されているが、深く追及すべきでもないだろう。

若だんなの母親や、広徳寺の寛朝の弟子の話など、周りの人達のエピソードが増えてきた。
若だんなを中心としたファミリーが、だんだん広がってきた感じだ。

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