著者が20歳になる息子に伝えようとしてまとめていた箇条書きが、評判のセミナーとなり、出版されたのが本書である。
著者は企業家育成コースのインストラクターなので、授業に参加した学生達の突飛な発想の紹介がとても面白い。
それ以外にも、著者自身の体験談や古今東西の企業家、チャレンジャーのエピソードには元気づけられる。
著者は、変化をチャンスと捉え、失敗を恐れない生き方を息子に、そして人々に伝えようとしている。
このような生き方を受け容れるかどうかは、文化に依存している、と著者も本書の中で語っている。
失敗したものを許さない文化も存在する。
しかし、変化の激しい現代では、チャンスとして歓迎する他に方法はないように思える。
20歳でなくても、幾つになっても、知っておいた方が良いモノの見方だと思う。
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