久しぶりのノーチラス号シリーズ。
海底都市を舞台にしたスペクタクルになっていた。
今回は登場人物たちが記憶喪失なので、ブランクの長かった私には丁度良かった。
ネモ船長が残した超科学の潜水艦「ノーチラス号」を巡る冒険も9冊目である。
8巻を読んだのが2008年9月なので、かなりブランクが長い。
設定など、ほぼ忘れていた。
冒頭、主人公のマイクは強制収容所のようなところでこき使われていた。
違う小説かと思ったが、マイクも記憶喪失で自分がなぜここにいるか、覚えていないようだった。
マイクが記憶を取り戻すにつれ、今までの話の流れをおさらいしてくれるので、私にはとてもありがたかった。
巻を追う毎にスケールアップするこのシリーズも、ついに海底都市が舞台となった。
アトランティスの残党が閉じ込められた海底都市は、いつ崩壊してもおかしくない状況になった。
唯一の希望として「ノーチラス号」を求めていたのだ。
精神をコントロールする謎の植物、監視者である鮫人間など、昔懐かしいティストのSF的ガジェットには事欠書かない。
ここまで広げた風呂敷を、残り数巻でどうたたむのだろうか?
[amazonjs asin=”442293239X” locale=”JP” title=”失われた人びとの街 (ノーチラス号の冒険 9)”]