魔法少女が父親を探して魔法使いと対決する、西尾維新の魔法少女シリーズである。
やっぱり面白い。
でも、終わらせる気はあるのだろうか。

新本格魔法少女シリーズも、2巻目で新しい仲間が加わり、更に面白くなってきた。
全身を口にして魔法を含めて相手を噛み砕き、吸収する少女。
強力な仲間だが、これまたビジュアル化しづらいキャラクターである。

3人で魔法世界から来た6人の刺客と戦う。
ジョジョのスタンドのような魔法を使った激しいバトルだが、最後は頭を使った少年の作戦が勝つのが良い。
力ではなく知恵と工夫の戦いである。

りすかの父親が目論む「箱船計画」が凄まじい。
魔法使いは海を渡れないのがルールである。
その魔法使いを九州から外に出す為に、全ての大陸が繋がっていた古代の地球に戻してしまおうと言うのだ。

どこまでもクールで頭の良い主人公の小学生だが、結局のところ、母親が恋しく、父親を乗り越えたい普通の子供なのかもしれない。

あとがきを読む限り、このシリーズも残すところ、あと4話である。
しかし、3巻が出版されたのが3年前である。
西尾維新！本当に終わらせる気があるのか⁉

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