「怪盗グルーの月泥棒」を観ようと思ったら、あまりに混んでいたので、子供たちに席を譲って「SP 野望編」を観ることにした。
期待を裏切らない日本的アクション映画だった。
出来れば完結編を含めて２本一緒に観たかった。

深夜枠では異例の視聴率を稼いだ「SP」は、シークレットサービスのドラマである。
テロリストから要人を守るため、身体を張ってガードするSP達の活躍が描かれている。

人気が出たので、途中から路線を変更して映画に繋げて気がしないでもない。

映画が始まって、テレビのスペシャル版がどこで終ったか思い出すのに苦労した。
実は係長が味方ではなかったことまでは覚えているのだが、その他の人間関係を完全に忘れている。

全編、ほぼアクションシーンの映画だった。
だからと言って、面白くないわけではない。
拳銃を使わない、日本ならではのアクションに迫力がある。
拳銃ならば一発で片がつくが、拳銃を使わないので延々と肉弾戦が続く。
走るトラックの荷台で、チャンバラまがいの決闘まである。
ハリウッド映画のアクションに飽きてきたので、日本の状況を逆手に取ったアクションは、新鮮に見える。

早く続きを公開して欲しい。

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