たのしい植物学

植物学のたのしさを伝えるためのトピックが中心であり、体系的では無かったが、いくつかの発見はあった。
植物の世界は奥深い。

気になったポイントは以下の通り。

接ぎ木は、近縁の植物の茎や枝に割れ目を入れて、別の株の茎や枝をそこに差し込んで癒着させ、2本の植物を1本にする技術。
土台になる植物はすでに根をはっているので、接ぎ木された植物は短期間で成長する。
接ぎ木のよって増えた同じ品種の株は、すべて同じ遺伝子を持つクローンである。

植物の背丈は夜によく伸びる。
太陽が当たると背丈の伸びにブレーキをかける物質が生成され、夜間には少なくなるからだ。

花々の色を出す色素には抗酸化作用がある。
紫外線が当たると発生する活性酵素の害を消すために、花々は色素を作りあざやかな色になる。

植物の細胞であるポリエチレングルコースは、薬品で処理したり、電気ショックを与えることで、2種類を1つに合体できる。
これを完全な植物体まで育てることは可能で、トマトとジャガイモを合体させた「ポマト」やハクサイととキャベツ(カンラン)を合体させた「バイオハクラン」などが作られている。

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