デザイニング・ウェブインターフェース

デザイニング・ウェブインターフェース ―リッチなウェブアプリケーションを実現する原則とパターンAjax時代のWebインターフェースガイドである。
文字ばかりのWeb画面の頃からは、随分変わったものだと思い知らされる。
しかし、まだ過渡期であるのも確かである。

MacやWindowsでは、OSメーカーの提供しているガイドラインがあるので、インターフェースの型はある程度決まって来る。
しかし、Webの世界では確固たる中心はなく、多くの人びとの工夫と、その結果として生まれた流行が、インターフェース・ルールの主流になる。

この本では、現在のWebインターフェースの主流が解説されている。
文書の表示とリンクのためのアプリケーションであるWebブラウザーが、ここまで表現力を持ったのは驚くばかりである。
だが、まだまだWebは進化しているためルールが固まっていないように思える。
インターフェースは、ある意味で情報伝達のための言語なので、利用者側のストレスを考えると、早く安定して欲しいという側面もある。
マウスオーバで、初めて機能が分かるようでは、使いにくくて仕方ない。

この本で提唱するリッチなインターフェースの原則は以下の通り。

直接的なインターフェースを作ろう
軽快さを心がけよう
1ページで完結させよう
インビテーション(誘導)を仕掛けよう
トランジションを利用しよう
すばやく反応しよう

それぞれについて、最新のWebサービスを元に説明しており、とても分り易い。
インターフェースを設計する際のチェックシートも役に立ちそうだ。

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