twitterの利用からネットに目覚めた田原総一朗が、ネット界の巨人たちと意見を戦わせる。
技術的には若干古い気もするが、ネットによって日本の政治・メディアの暗部が照らし出される構図は興味深い。
対談の相手は以下の通り
三木谷浩史(楽天社長)
佐々木俊尚(ITジャーナリスト)
津田大介(メディアジャーナリスト)
上杉隆(政治ジャーナリスト)
堀江貴文(元ライブドア社長)
夏野剛(慶應義塾大学大学院特別招聘教授)
震災時にはtwitterにおけるデマの拡散が問題となった。
しかし、ネットメディアが発達するにつれ、旧メディアの問題が明らかになって来ている。
いままではマスメディアによる偏向した情報しか存在しなかったが、それ以外の情報を得る手段が存在するだけで、大きな価値がある。
大企業となってしまい、スポンサーの顔色を伺いながらの報道しか出来ない大手メディアだけを頼りにしていては、判断を誤る可能性が高い。
堀江元社長との対談を読んでいると、検察さえも信じられなくなる。
一昔前には、絶対に正しいというイメージのあった検察も、証拠捏造で関係者が逮捕されてしまう時代である。
市民が多くの情報得る手段を持つ時代となり、判断は自己責任と言われるようになった。
だが、逆に何を信じていいのかわからない難しい時代でもある。
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