少し前からとても気になっているモノに、GoogleのApp Engineがある。
Googleのクラウド上でプログラム開発し、ある程度のボリュームまでは、無料で運用までして貰えるのだ。
ベンチャーにはもってこいの仕組みである。
しかし、何となくよく分からない。
システムを理解するのに、一番手っ取り早いのは、作ってみることである。
この本も、その精神で書かれている。
習うより慣れろ。
開発の世界では、そういうことはよくある。
所詮、人間が新しく考え出した世界なので、そのルールを全て理解・納得するより、経験で体得する方が良いこともある。
なぜ、ここに、この定義が?という疑問も、数をこなすうちに気にならなくなる。
サンプル通りに開発を体験する場合、サンプルのレベルが重要である。
サンプルがつまらないと、その通りの開発はしたくなくなる。
その点、この本のサンプルは良く出来ている。
アバターとのチャットや目覚ましメール、Amazonとの連携、クイズゲーム、twitterのbotなど、タイムリーで応用の効くサンプルばかりである。
ひとつひとつのサンプルが出来上がるまで、そこそこ時間がかかるが、やっておいて損はないと思う。
[amazonjs asin=”4798123021″ locale=”JP” title=”作ればわかる!Google App Engine for Javaプログラミング”]