未来のイギリス。
地下から躍り出たドラゴンは、圧倒的な繁殖力で世界中に広がり、人類を脅かす存在になった。
人類はドラゴンから隠れて暮らし、ドラゴンが飢え死にするのを待つしかなかった。
あまり期待しなければ十分楽しめるB級SF映画だった。

特に気に入っているのが、アメリカから渡って来た海兵隊の対ドラゴンが作戦である。
脇の下などに翼の付いたスーツを来た「エンジェル」が、3人ひと組でヘリコプターから飛び降りる。
一人がエサとなってドラゴンを引きつけ、二人がドラゴンの羽根に網をかけて空から落とす。
落ちたドラゴンは、クジラ漁で使うような銛でトドメを刺す。
なんともワイルドな狩りである。

廃墟とドラゴンと近代兵器のコントラストが楽しいB級SF映画である。

この映画は、映像配信サービス「Hulu」で観た。
アメリカから来たこのサービスは、定額で見放題である。
最初の1ヶ月は無料なので、お試しで利用することにした。
iPadで観ているのだが、iPad+Huluの気楽さは、キラーサービスかもしれない。
ベッドに寝転んで、気になる映画やテレビ番組を選べば、そのまま観れてしまう。
定額なので、「観なくては損」という気分になる。
NHKもこういうサービスを始めれば、きっと利用者が広がると思う。

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