宇宙船レッド・ドワーフ号2素晴らしきかな人生

宇宙船レッド・ドワーフ号〈2〉素晴らしきかな人生一番好きなSFテレビシリーズと言えば「宇宙船レッド・ドワーフ号」である。
どうしようもないバカバカしさと、SF的センスは他の追随を許さない。
そのレッド・ドワーフのノベライズの2巻を図書館で発見した。
1巻も面白かったが、2巻も面白い。
そして、驚くべきことに、ラストが感動的だった。

「宇宙船レッド・ドワーフ号」は、宇宙を彷徨う貨物船における、最後に残された4人の人間によるシチュエーションコメディである。
いや、正確には生き残った人類は一人である。
後は、ホログラフ、進化したネコ、アンドロイドというメンツだ。
老朽化した宇宙船のAIも忘れてはいけない。
それぞれが良く言えば個性的、あまりお友達にしたくないタイプで仲も良くない。

2巻ではバーチャルゲームからの脱出から始まり、ブラックホールへの落下、並行世界、逆まわりの世界などSFネタが満載である。
ディックの「逆まわりの世界」をリアルに描かれると結構グロい。
みんな、食べたものを吐き出しているのだから。
今回初登場の、やたらトーストを勧めるトースターは、ディッシュの「勇ましいちびのトースター」へのオマージュなんだろうな。
実は家庭的なことが判明した主人公が、憧れていた女性に出会い。
一緒に若返っていく(老いていくのではない)ラストは、ちょっと感動的である。

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