店をクビになったシェフが、フードトラックで息子とキューバサンドイッチを売りながら旅をする。
あまりヒネリはなかったが、アップテンポで楽しい映画だった。

レストランのシェフであるカールは、料理評論家のブログの酷評に腹を立て、ツィッターで反論した。
個人的なメールと思っていたのに、ツィートは一般に公開されてしまいカールと料理評論家の対決は人々の注目の的になる。
新作料理で挑もうとするカールだが、メニューの変更を禁止したレストランのオーナーとケンカになり、店をクビになってしまう。
どこのレストランでも雇ってもらえなくなったカールは、前の妻の前の夫の助けで、古いフードトラックを手に入れる。
心の離れていた息子と２人でフードトラックの整備を行い、昔の仲間の１人を加え、キューバサンドイッチを売りながら、旅をすることになる。
ツィッターで評判を聞きつけた客で、行く先々でフードトラックは大人気となる。
一緒に旅を続けるうちに、カールと息子の間の心が通じあるようになっていく。

最初こそカールが苦境に陥るが、その後は、あれよあれよとうまく転がり出し、ハッピーエンドとなってしまった。
あまりのヒネリのなさに驚いたが、こういうハッピーな映画も良い。

アメリカ各地の個性的な街の風景が素晴らしい。
そして、ラテンやジャズ、ヒップホップなどの音楽がよく合っている。
楽しいロードムービーだった。