東京夢舞マラソンは2回目の参加である。
この大会は歩道を走るので、信号が赤になるたびに止まらなければならない。
また、人通りの多いところは、走ってはいけないことになっている。
タイムも測ってくれないので、フルマラソンの大会という感じではない。
東京を徒歩で観光すると割りきって参加すべき大会だ。
マラソンシーズン開始前に、長時間体を動かし続ける訓練としては良いかもしれない。
今回のスタートは新宿だったので、自宅から行きやすかった。
会場は都庁前の広場で、土の地面ではないので着替え易い。
早めに着いてチェックインしたので、友人とスタート時間が離れてしまった。
この大会ではTシャツが配られ、そのTシャツを着て走ることが推奨されている。
今年のTシャツはピンクだったので、とても普段は使えそうになる。
今回の大会で着たら、タンスの肥やしになってしまうことだろう。
友人と合流し、荷物を預けた後にスタート地点で並ぶ。
1分間隔のウェイブスタートで、走り出す。
しかし、すぐに信号で止まることになる。
今回は、前回と反対周りだったので、前半に信号が多く、あまり走っている気がしない。
天気も良いし、本当に都会のハイキングという感じである。
友人と自分の位置をメールで連絡し合う余裕さえあった。
都内の名所を巡るのがこの大会の特徴である。
私は初めてCOREDOを訪れた。
ここのアイスは有名らしく、マラソン大会の最中であるにも関わらず、多くのランナーがアイスを買って、食べていた。
両国国技館や近代美術館などの横を走り、東京観光が続く。
東京を観光したい人にはお得な大会かもしれない。
エイドもちゃんとしているが、いくらでもコンビニや自販機があるので、飲み物や行動食に困ることはない。
コンビニや公園でタバコを吸う事もできる。
マラソン大会中にタバコを吸うのは、背徳的な喜びがある。
天気が良いので、スカイツリーも綺麗に見える。
月島のエイドのそばのセブンイレブンで、後からスタートした友人と合流した。
そのころにはiPhoneのバッテリーが無くなってしまった。
はぐれると連絡手段がないので、2人でゆっくり走ることにした。
ゴール10キロ前くらいでは、さすがに足と腰が痛くなってきて、なかなか進まない。
結局、7時間半程度かけて42.196キロを走り(歩き)きった。
信号によるストップ・アンド・ゴーを繰り返すこの大会は、通常のフルマラソンよりもキツいと思う。
都庁から新宿駅に戻る途中にあった居酒屋で、軽く打ち上げをして帰宅した。
帰りの電車で、立っているのが辛かった。