この本は、とてもリアルで分かり易い。
学問的な方法論の説明ではなく、実際の現場目線で書かれているところに好感が持てる。
ただし、テストチームのマネージメントに関する部分に多くのページが割かれていいるので、各フェーズでのテスト方法については、別の本で学習する必要がある。
昔、パッケージソフトのマニュアルライターをしていた時に、フィールドテストもしなければならなかった。
テスターの気持ちは良くわかるので、この本も楽しく読めた。
テストの世界も奥が深い。
今日のシステム開発は保守の割合が多い。
保守開発時には、新規開発時よりもテストが多いので、テストの技術が進まなければいけないのだが、なかなか日の当たらない分野である。
IEEE829にテストプランのテンプレートがあるようだが、ここまで豪華なテンプレートを利用出来るのは、巨大プロジェクトだけで中小企業ではなかなか難しいだろう。
ちなみに、テストには以下の種類がある。
- 機能テスト
- ドメインテスト
- スペックベーステスト
- リスクベーステスト
- ストレステスト
- 回帰テスト
- ユーザテスト
- シナリオテスト
- 状態遷移テスト自動化によるボリュームテスト
やはり、いかにテストケースを効率的に作るかが重要なようだ。
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