久しぶりに、映画を観た後に原作を読みたくなった。
原作のほんの一部だけ使って、自分の世界を構築していまうのが押井監督のいつもの手口である。
今回は、どんなネタを元に料理をしたのか知りたくなった。
驚くほど原作通りに映画は作られていた。
整備主任の性別が違ったり、細部の違いはあるが、かなり忠実に映像化したようだ。
世界設定の説明の無さは、原作が映画を上回っていた。
ラストが違うところに、それぞれの作家の主張があるのだろう。
最後に誰が死ぬかということで、全くテーマが変わってしまっている気がする。
私は映画の方が好きだ。
現代人に通じるリアリティの欠如、空虚さは共通である。
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