何も保証されない現代において、生き残るのはゲリラである。
ゲリラとして、いかに考え、ビジネスを展開するか、実践的に解説されている。
ゲリラというとイメージは良くないが、本書におけるゲリラのイメージは、大企業に依存した古い考え方ではなく、バランスを持った人生を選択した人間である。
インパクトを狙ってか、「ゲリラ」というビジネスに似つかわしくない単語を使っているが、一番のテーマは過労死の防止である。
仕事中毒による過労死を回避し、プライベートも充実させた、バランスの取れた生活を送るノウハウが説明されている。
以下は本書からの引用である。
新しい時代のビジネスパーソンは、夢を追い求める道のりを進むこと自体に意欲をかきたてられるであろう。彼らにとってはこの道のりこそが目標だから。
バランスが取られていることが新たな夢となる。「働くことは目に見える愛情である。愛情を持たずに嫌悪感だけで仕事をするなら、仕事は辞めて、寺院の門にでも腰掛け、楽しんで仕事をしている人から施しを受けるがよい」カリール・ジブラン
顧客こそ、あなたがビジネスをする理由なのである。彼らを喜ばせることが目的とならなくてはならない。
仕事ができても一緒に楽しめる人じゃなければいけない!
残念なことに、(ゲリラになるための)最大の秘訣の1つはいかにして過労を防ぐかということだ。
情熱の欠如は、明白ではないにしろ、ビジネスが失敗する実質的な要因であることが多い。有名な哲学者ジョーゼフ・キャンベルは、ビジネスパーソンに向けて話しかけたわけではないが、そうであってもおかしくないような話し方でこう語った。「己の喜びに従え」喜びがあるところには、情熱もたぶん盛んに燃えているだろう。
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