今年初の山登り。
気合いを入れて大菩薩峠に挑んだが、とても楽なコースで拍子抜けした。
天気は良く、富士も奇麗に見えたので、たまにはのんびりした登山も良いものだ。

大菩薩峠は寒いと言う下馬評だったので、フリースにダウンを用意し、ズボンの下に履く防寒用のアンダーウェアとして「SKINS」まで購入した。
「SKINS」は毎週通っているジムでもキャンペーンのやっていた商品である。
筋肉を締め付け、怪我や疲労を防止し、防寒・紫外線カットの機能も持つ優れものらしい。
自転車でも使えそうなので、かなり高額だが買ってみた。

塩ちゃん、福ちゃんが3:30に私の家に迎えに来て、談合坂SAで５時に朝ご飯を食べた。
談合坂SAの食券システムは良く出来ていて、購入した食券の番号がモニターに表示され、出来上がったかどうかが確認出来る。
この優れたシステムに、人間側がついていけないらしく、店員さんが叫んで、出来上がりを知らせている。

上日川峠に車を止めて、6:30に出発。
全然寒くない。
スタートが下りなので不安になったが、ほどなく上りが始まった。
笹の中の登山道を登っていると、あっという間に暑くなり、レインジャケットとTシャツの２枚になってしまった。
たくさん持ってきた防寒具は、ザックのあんこになってしまった。

それほど疲れないうちに、大菩薩峠に到着した。

風が強い。
予定よりかなり早いが、あまり疲れていないので、休憩もそこそこに、大菩薩嶺へ向かった。

快晴で、景色が美しい。
天気がいい日の登山は、本当に気持ちが良い。
紅葉のダム湖の向こうに、見事な富士が見えた。
富士山羊羹にとても似ている。

雷岩まで戻って、すごく早い昼食にした。
コンロでお湯を沸かし、ラーメンを作っていると、どんどん人が増えて来た。
気がつくと、とても騒がしい。
子供連れや、それは登山じゃないだろう！という格好の人も居る。
やはり、手軽でメジャーな山なのだ。

半ば走るように山を下り、福ちゃん荘経由で上日川峠の駐車場に帰り着いたのは11:30。
予定よりも２時間早く、戻ってきてしまった。

ほうとうを食べようかという話もあったが、お腹も減っていなかったので、そのまま直帰した。
あまり疲れない、気楽な登山だった。