震災の影響で空いているに違いないと踏んで、今年のGW後半は、猪苗代湖を自転車で走ることにした。
予想に反してきっちり渋滞していたが、猪苗代湖一周はバラエティに富んでいたし、5月なのに見事な桜を見ることが出来た。
出発する前から東北道は75キロも渋滞していた。
仕方ないので、常磐道から回り込むことにした。
高速に入ろうとしたら、ETCカードの期限が切れていたことが発覚し、休日割引が受けられなくなってしまった。
断続的に渋滞に巻き込まれたが、17時くらいには、しゃくなげ平別荘地のログハウスに到着した。
8人用のログハウスに4人で泊まるので、かなり贅沢な感じである。
18時に予約していた小料理屋「喜春」にも、時間通り入店出来た。
ネットで見つけたオシャレな店で、到着した時には予約で満席だった。
地元の食材によるヘルシーなコースを堪能した。
2日目は天気も回復し、絶好のサイクリング日和だった。
野口英世記念館隣の駐車場に車を駐めて、サイクリング開始。
しばらくは、車の多い国道を走った。
公園に入る道を折れてからは、車も少なく、湖が良く見える道路になった。
猪苗代湖は水が青く、とてもキレイだった。
湖水浴場が幾つもあり、夏ならば泳いでみたい湖である。
のんびり走っていると、突然上りになった。
頑張って坂を上り切ると、眼下に青い猪苗代湖が見える。
随分上って来たことが実感出来る。
少し走ると、次の上りに突き当たった。
迂回コースを走るか迷ったが、峠を攻めることにした。
同じように迷っていた親子連れのサイクリストも、我々と一緒に上り始めた。
強風のせいか、倒れた木が多い。
地震で崩れたと思われる落石も路面に散らばっていて、とても走りづらい。
しかし、障害物競走と思えば、楽しいコースである。
何度も木の枝を踏みながら、走り続けた。
反対側から来る車とすれ違ったが、この路面状況でよく走る気になるなあ、と感心する。
二つ目のコブを迂回したと思ったら、ちゃんと上りが待っていた。
上りは終わったと信じていたので、精神的に辛いものがあった。
丁度半分くらい来たところで、お菓子屋でパンと牛乳、柏餅を買って、河原でランチにした。
友人のロードレーサーがスローパンクしたので、チューブを交換した。
ポータブルポンプでは空気が入り切らなかったので、ガソリンスタンドで空気を入れてもらった。
風が強い。
湖なのに、道路を走っていて、波の飛沫で濡れることがある。
最後は向かい風が強くなって来た。
友人のすぐ後ろを走り、風除けにすると、とても楽に走れる。
でも、あまりに遅いので、最後の3キロは先頭を走ることにした。
先頭は、まるで世界が違った。
風の音が凄まじく、突風で止まりそうになる。
それでも、時速20キロ以下にならないように頑張ったら、死にそうに疲れた。
一周50キロ程度の猪苗代湖を、昼食や休憩を入れて6時間で走り終わったので、まあまあのペースだったと思う。
サイクリングの後は定番の温泉である。
カーナビの指示取り猪苗代温泉に向かったら、随分細い道に誘導されたが、お陰でいい花見ポイントを発見した。
猪苗代温泉は、リステル猪苗代という立派なホテルだった。
日帰り温泉は800円でタオル付き。
2,000円くらいは取られるのではないかと恐れていたので、一気にリステル猪苗代のファンになってしまった。
温泉の後は猪苗代湖に戻って、地ビール館で夕食にした。
レストランからは、会津磐梯山が美しく見える。
景色が一番のツマミだった。
最終日は、昨日見つけた絶好の花見ポイントである川桁駅そばの観音寺川で花見をした。
5月なのに、見事な桜である。
会津磐梯山をバックにした花見は、とても贅沢である。
花見客は地元のひとばかりのようで、みんなのんびり桜を見物している。
シートまで敷いてビールを飲んでいるのは、我々だけだった。
シートで昼寝すると、暑いくらいの陽気である。
高速は渋滞しているだろうし、ETCカードも使えないので、下道で埼玉まで帰ることにした。
途中、郡山のスーパーオートバックスに寄ったが、ETCカードの即日発行は出来なくなっていた。
そこそこ渋滞に巻き込まれながら、8時間かけて家まで辿り着いて。