「新しい働き方」ができる人の時代

「新しい働き方」ができる人の時代21世紀の新しい働き方とは、「アーティスト」として生きる事である。
それが、この本の主張だ。
とは言っても、それほど珍しいことを言っているわけでもない。
読んでいるうちに、むしろ当たり前のことに思えて来る。

著者は「パーミッションマーケティング」「バイラルマーケティング」などで有名な作家だし、監訳者は神田昌典である。
とても重要な本なのだろうが、ピンと来なかった。
書いてあることが、当たり前過ぎるのだ。
「誰もがアーティストになりなさい」という意見は、確かに現代の社会には受け入れにくい。
「希望の未来を見て行動することができるのはシステムの外にいる人間で、過去からの延長で動こうとするのが、システムの内にいる人間だ」
このような考え方が、じわじわと社会に浸透していくのかもしれない。

以下はメモ。

  • 役に立ちそうなものは片っ端から集めて、できるだけ多くの人を巻き込んでください。彼らにとってもこれは大きなチャンスになるかもしれません。
  • イギリスの人類学者ロビン・タンバーによると、部族などの集団は通常、150人を超える規模にはなりにくい。
    仲間や友人がそれ以上の人数になると、複雑すぎて把握できなくなってしまう。
  • 実は世界でもっとも成功しているのは、お金を目的にしていない人たちなのです。
  • 感情的になって相手の態度を改めさせようと思ったら、その時点で自分の負けです。
    そんなことをしても相手が変わることはまずありませんし、その日は確実に気分が悪くなります。
  • 他の人に見えていない真実に気づいたわずかな人は、波風を立てたくないが故にそれを口に出すのをためらいます。
    スタンドプレーよりチームプレーを大事にしろと教えられてきたことも、人のやる気にブレーキをかけます。
  • 他者にプラスの影響を与えていく人や、人間的成果をもたらしていく人は、誰もがアーティストです。

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