現代の日本史研究に疑問を抱き、独自の視点でケンカを売りまくるこのシリーズも15作目。
今回の中心人物は徳川吉宗と田沼意次である。
残念ながら、私は彼らのことをよく知らないので、通説を覆す驚くべき見方を提示されても、元を知らないので全然驚けなかった。
作者の主張している現代日本史研究の問題点、
・資料至上主義
・宗教的視点の無視
については、14作も言い続けているの流石に飽きてきた。
作者は現状への怒りから本シリーズを書いているのだろうが、そのネガティブなオーラが辛くなってきた。
そろそろこのシリーズから足を洗う時期かもしれない。
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