「エイリアン」から３０年を経て、今更ながら前日譚が作られた。
実際、それほど「エイリアン」と強い繋がりは無かった。
壮大な謎はほとんど解明されなかったが、映像の美しさは圧倒的だった。
リドリー・スコットだから、それで良い。

オープニングから意味シンだった。
しかし、この謎も含めて、ほとんどの謎はキチンとは解明されない。

地球上の数多くの古代文明の壁画が指し示す星に向けて、有人探査が実施される。
到着した惑星には、人類にそっくりの異星人の遺跡が残されていた。

結局、異星人が何をしたかったのか、全然分からなかった。
また、デビットボウイをモデルとしたアンドロイドも、何を考えているのか理解出来ない。
なんで、そこで毒を盛るんだ！？
考えるとストレスが溜まる。

しかし、映像は圧倒的に美しい。
本当に異星を探検したら、このような光景になると思わせる。
異星人の異質なテクノロジーも説得力がある。
リドリー・スコットは、芸術的な美術さえ見せてくれればストーリーなんでどうでも良くなる。
高い金を払ってIMAXで観た甲斐があった。

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