自分を変える89の方法

自分を変える89の方法モチベーションを上げる方法が89も紹介されている。
聞いたことのある方法も多いと思ったら、この本は18年前の出版なので、きっとこちらがオリジナルなのだろう。

この本における基本的な考え方は、次の通り。

やる気になれない理由はひとつ、行動していないからだ。
人間はやる気になってから行動するのではない。
行動するからやる気が出てくるのだ。

気になった方法を抜粋すると以下の通り。

自分の「やる気ボタン」を見つける。
自分のやる気の高まりを感じたら、「何が自分のやる気を高めたか」を見極まる。
やる気を高めてくれたきっかけを見つけたら、それを必ずその場でノートにメモする。
これを続けていくと、あなた専用の”やる気のきっかけリスト”ができる。

何もせずに部屋で一人静かに座る。
部屋を出る必要はない。ただ机に向かって座り、耳を傾ける。
いや、耳を傾ける必要もない。だだ待てばいい。
いや、待つ必要もない。ただ黙っている、そして1人になる。
すると世界は、自分から本当の姿を見せてくれるだろう。
(フランツ・カフカ)

つらいことの中から楽しさを発見する。
「これからは、もう自分が楽しいと思うことしかしない」
では、やらなければならないことが、楽しく感じられなかったら?
そんなときこそ、あなたは想像力と創意工夫で、楽しいことを見つけるのだ。

心が震える言葉を脳に刻み付ける。
気に入った言葉を定期的に通知してくれるアプリを作ったら良いかもしれない。

毎日、自分自身に目標をアピールする。
自分にとって大切なものは何なのか、普段から自分に言い聞かせていないと、周囲の人や出来事に注意力を奪われ、目標をすっかり忘れて日々を過ごしてしまうのだ。

問題解決脳からビジョン脳に切り替える。
自分の思考パターンを変えるには、自分が「人生から何を消したいだろう」と考えていることに気づかなければならない。
そして、そのネガティブな思考を、「自分は人生で何を生み出したいだろう」というポジティブな思考に置き換えなければならない。

あえてへたにやる。

目標を2倍にして思考レベルを高める。

一人ブレイン・ストーミングをする。

この本のズルいところは、一番良い(感動的)な事例が、著者の娘たちのエピソードであるところだ。
たとえば、以下のように。

末娘のマージーが小学校の4年生のときのことだ。
同じクラスにいるとても恥ずかしがり屋の女の子が、自分の鼻の頭に油性のマジックで大きな黒し染みをつけてしまった。
クラスの子どもたちは、女の子を指さしてお笑いし、女の子は恥ずかしさのあまり、泣き出してしまった。
それを見たマージーは、席を立って女の子のところにいき、黒いマジックを手に取ると、自分の鼻の頭にも大きな丸を描いた。
他の子にもマジックを渡しながら、こう言った。
「この鼻すてきでしょう? みんなもやったら?」
あっという間に、クラス全員の鼻の頭に、大きな黒い染みが出現した。
さっきまで泣いていた女の子も、そのようすを見て笑っていた。
休み時間になると、マージーのクラスはみんな鼻の頭を黒くして校庭に出ていった。
すると黒い鼻は、学校中の憧れの的になった。
変わっていてかっこいいと大評判になった。

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