ドクター・フー・ニュー・ジェネレーション

ドクター・フー ニュー・ジェネレーション DVD-BOX1世界一長く放映しているSFテレビシリーズとして有名な「ドクター・フー」である。
タイトルは知っていたが、今まで観たことはなかった。
たまたまレンタルビデオ屋で見かけたので、借りることにした。
面白かった。

私が観たのは、「ドクター・フー・ニュー・ジェネレーション」なので、11代目のドクターだった。
異星人のドクターは、とても寿命が長く、何度も姿を変えられるらしい。
だからシリーズによって全く見た目が変わる。
11代目は、シザーハンド似の優男である。

冒頭から惹き込まれる。
壁の亀裂を何とかして欲しいと少女がサンタに願うと、庭にポリス・ボックスが落ちてくる。
ポリス・ボックスから現れた男が、リンゴが欲しいと言うので、あげるとマズいと吐き捨てる。

次から次へと欲しい食べ物を言われ、出すとマズいと言われる。
最後には、なぜか魚のフライとカスタードで落ち着く。

壁の亀裂を何とかして欲しいと少女が頼むと、マシンのエンジンが暴走したので5分待てと言われる。
少女が外出の準備をして、不思議な男を待ち続ける。

そして、12年が過ぎて、男が帰ってくる。

何とも懐かしいジュブナイルのティストがある。
ナルニアの映像化もこうあるべきだったと思う。
ハリウッド映画のような派手さではなく、生活に密着しているが少しヅレた奇妙さが良い。
視界の片隅で見ると宇宙人が見える、といった古典的なSFの雰囲気も楽しい。

「ドクター・フー」は、異星人でポリス・ボックス型のタイムマシンで、あらゆる時間と空間を旅するテレビドラマだ。
Magic Tree Houseかタイムボカン・シリーズのようである。

タイムトラベラーは、観察者に徹し手を出さないのがルール。
そう説明している最中に、泣いている子供を助けに行く。
「でも、子供は助ける」
いい人なのだ。

回によって当たり外れがあるが、1話と2話は特にいい。
29世紀のイギリス宇宙船が舞台の2話は泣かせる。
脚本が良く出来ていると思ったら、「シャーロック」のスタッフのようだ。

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