特捜部Q – 檻の中の女 –

特捜部Q ―檻の中の女― (ハヤカワ・ポケット・ミステリ 1848)デンマークの人気警察小説シリーズである。
どこかで聞いたことのある設定だが、キャラクターで読ませる。
殺害方法がかなり独創的である。

自らも負傷し、同僚の一人は死亡、もう一人は再起不能となった事件の後、署に戻ったカールは、未解決事件を専門に扱う「特捜部Q」を率いることを命じられる。
地下室に部屋のある「特捜部Q」は、政治の都合で作られた建前だけの部署だった。

昔懐かしいテレビドラマ「ケイゾク」のような設定である。
まさかデンマークからパクリに来たとは思えないが・・・

カールだけの「特捜部Q」に書類整理の手伝いに派遣されたのが、シリア人のアサドだった。
やたら愛想が良く、熱心に働くアサドだが、シリア時代のことは全く語らない。
このシリーズは、カールとアサドの掛け合いが楽しいバディ小説でもある。
謎に包まれたアサドの今後が気になる。

特捜部Qの最初の事件は、5年前に自殺されたとされる女性議員の事件の解明である。
表題に「檻の中の女」とあるように、女性議員は海に身を投げて死体が上がらなかったのではなく、監禁されていたのだ。
監禁された女性が虐待される描写を読むのは辛い。

犯人が目論む殺害方法が独創的である。
監禁した部屋の気圧を少しづつ上げて、最後に元に戻すのだ。
そうすると、人体が内部から爆発する(ような状態になる)。

監禁された女性が歯痛に悩まされるシーンは、かなり痛い。
監禁された時に歯痛にならないように、ちゃんと歯を磨こうと思う。

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