モチベーションについては、学習の継続と関係が深いので心理学の研究の本を良く読んでいる。
だから、この本を読んでも知っている法則がほとんどだが、見易くまとまっているので、知識の整理にはちょうど良い。
この本では、心理学や行動経済学の研究を元にしたモチベーションの法則を以下の分類で解説している。
・動機づけのモデルケース
・人材育成のモデルケース
・目標設定のモデルケース
・意思決定のモデルケース
・人脈作りのモデルケース
・自己管理のモデルケース
・発想転換のモデルケース
根性でやる気を出すのではなく、感情と行動のメカニズムを知って、自分との対話によりモチベーションをコントロールするのが、本書の基本的な考え方である。
「やる気」を意識的に起こすのは難しく、「やる気」が起きる環境をコントロールするのがこの頃の考え方であるようだ。
本書の中で、次の手法や考え方が試してみたいと思った。
定期的に「自分が今、大切にしたいこと」を思い出す時間を作りましょう。そして「自分が今、大切にしたいこと」をつねに思い出せるようにデスクの周り、ベッドサイドなど、いたる場所で目に触れるようにしましょう。
「今日1日でなにができるか?」ではなく、「これから3時間でなにができるか?」という考え方をしているのです。
理由を考えていると行動力が鈍り「なにをすべきか?」に意識を向けると具体的な行動をしやすくなる。
集中できるまで、粘り強く状況を変えよう。
「練習はつらいもの」という認識があると、練習をわざわざ退屈なものにしがちです。どうすればもっと楽しく練習ができるか? どういう練習をしているときが楽しいと感じられるのか? 問い続けることが重要です。
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