プラットホームの教科書

プラットフォームの教科書 超速成長ネットワーク効果の基本と応用「プラットフォームを制するものがすべてを制する」と言われたのは少し前だったと思う。
マイクロソフトやアップルなどの新しい覇者を説明するために使われた。
本書は、学術書のような詳細な解説だけでなく、勝者に対する対抗策まで提案しているところが面白い。
解説に使われるサンプルは、同時代としては、とてもわかり易い。

プラットフォームとは、「お客さんに価値を提供する土台になるもの」とし、TポイントやSuicaの例を使って説明している。
そして、「他のプレイヤーが提供する製品・サービス・情報と一体となって初めて価値をもつ」。

プラットフォームの特徴に、「レイヤー構造」「一人勝ち(WTA)」がある。
「レイヤー構造」には、「ソフトウェア化」「モジュール化」「ネットワーク化」が必要になる。
これらは、デジタルが背景となっている。
「一人勝ち」の背景には「先発優位」や「ネットワーク効果」がある。
「先発優位」で、「顧客基盤」「ノウハウ」を獲得し、「ブランド」を確立する。
「ネットワーク効果」とは、利用者が増えると価値が高まる、と言うことである。

プラットフォームを支配する強大なライバルと戦うための「5つの対抗策」を提案している。
・収益モデルの破壊と拡張
・プラットフォーム包囲
・プラットフォーム間橋渡し
・プラットフォーム互換
・プラットフォーム連携

読んでいる時は面白かったが、後でエッセンスだけを抜き出すと、何のことか良く分からない。
ビジネス書と言うより、学術書だからだろうか。

ARMを買収したのは半導体会社だからではない。IoT時代のプラットフォーム(半導体設計技術)を提供しているからだ(孫正義)

一般に「IEのシェア逆転はクライアントOSとしてのウィンドウズとのバンドルによるもの」と思われているが、実はそうではない。クライアントOSの独占力だけでは、IEを普及させることはできなかったのである。
(中略)かつ、サーバーOSにIISをバンドルしたので、有償でサーバー製品を販売するネットスケープの収益モデルを破壊することになった。

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