ライフデザイン スタンフォード式最高の人生設計

デザインの手法を使って人生を設計する方法を教えてくれる。
デザイン思考のためには、好奇心、行動主義、視点の転換、認識、過激なコラボレーションという5つのマインドセットが必要だとしている。
気付きの多い本だが、この本のキモである演習が終わらないうちに、図書館の返却日が来てしまった。
一冊買っておこうかな・・・

マインドセットの中で興味深かったのは、次の3つ。

「行動主義」
・とにかくやってみる。
・プロトタイプから小さな失敗を学ぶ。

「認識」
・人生はプロセスだと理解する。
・目的地は忘れる。
・失敗に引きづられず、「次」に目を向ける。

「過激なコラボレーション」
・人生はチーム競技である。
・一人では人生は作れない。
・メンターやサポーターを探す。

本書が提案するライフデザインのステップは、次の通り。

「現在地を知る」
・仕事、遊び、愛、健康について、現在のエネルギーをゲージで表現する。

「人生のコンパスを作る」
・自分の仕事観、人生観を知る。
・両者の補い合い、食い違い、因果関係を知る。

「熱中できる道を探す」
・毎日の活動で、熱中している、エネルギーに満ちているタイミングを記録する。

「マインドマップを描く」
・熱中した活動、エネルギーがわいた活動、フロー状態に達した活動についてマインドマップを描く。

「3通りの冒険プランを立てる」
・5年間の時系列で、絵や記号を使って描く。
・タイトルを決める。
・疑問を記述する。
・資源、興奮度、自信、一貫性をゲージで表現する。
・クレイジーなアイディアを出す。

「ライフデザイン・インタビューや実体験をおこなう」
・「3通りの冒険プランを立てる」で記述した疑問に答えるプロトタイプを作る。

とても面白い考え方なので、演習である「やってみよう!」を愚直に実行したいと思う。

ライフデザインを始める前に、デザイナーの考え方を学ぶ必要がある。
(中略)
現実の世界や現実のあなたと無関係な楽しい妄想をたくさん思い浮かべて満足するのではなく、現実にモノー本書ではプロトタイプ(試作品)と呼ぶーをつくり、自分自身で試し、そのプロセスをおおいに楽しむということだ。

人生は勝負ではない。人生とはつねになにかを学び、無限ゲームをプレイしつづけることなのだ。デザイナーの視点で人生に向き合えば、「次はどういう展開が待っているのだろう?」といつもワクワクしていられる。

やってみる(行動主義)
行動主義があれば、もう行き詰まらない。生き方について心配することも、分析することも、迷うことも、答えを探そうとすることもない。とにかくやるだけだ。

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