大怪獣のあとしまつ

退治された怪獣の死体は、どのように始末されるのだろう?
という疑問がこの映画のテーマである。
「時効警察」の三木監督なので、当然コメディである。
ただ、舞台が大きすぎる上に、主演の二人が普通に主演をはれる人気俳優なためか、三木監督得意の不条理なギャグがうまくハマっていない気がする。

東京に現れて大暴れした怪獣は、国軍の攻撃は全く効き目がなかったが、突如現れた光によって退治された。
その光がなんだかは分からないが、後には巨大な死体が残った。
その死体の後片付けを押し付けられたのは、主人公アラタの属する総理直属の特務隊だった。
官庁間の責任のなすりつけ合いや売名行為、国軍の暴走や外国の介入などがある中、怪獣の死体は腐敗でガスがたまり爆発寸前となる。
怪獣の死体から発生したガスは、とても臭く、周辺住民から苦情が上がって来るが、実は匂い以外にも恐ろしい秘密があった。

主演の2人はともかく、周りを囲むのはいつもの三木ファミリーである。
どこの省庁が後片付けを担当するかの押し付け合いのバカバカしさや、くだらないギャグの連発には笑える。
西田敏行の総理大臣もいい味出している。
うんこかゲロのよう匂いのする怪獣から出るガスについて、どっちなんだと詰め寄られると、「銀杏のような匂いです」と答える。

途中でオチは分かったけれど、その通りだった。
あそこまで引っ張って違っていたら、むしろ怒ったと思う。
円谷プロは関係していないので、雰囲気だけで姿は見せなかった。

ネット上での評価はボロボロだけど、そこまで悪くないと思う。
三木監督の映画に何を期待するのか、ということではないか?

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