三つの石で地球がわかる

3つの石だけ覚えれば良い、というのはいい。
マグマ、海底、大陸を構成する石なのだが、もう名前を忘れてしまった。
引用をまとめて、この石の名前だけでも覚えよう。

3つの石とは、橄欖岩(かんらんがん)、玄武岩、花崗岩である。
地球の全体積に、これら三つの石の体積が占める割合は、橄欖岩が 82.3%、玄武岩が1.62%、花崗岩が0.68%であり、ほかには、金属が 15.4%なので、地球はこれだけでできていると言える。

地球の構造は、鉄の球(核)の周りを橄欖岩が取り囲み(マントル)、その周囲に玄武岩(海洋地殻)と花崗岩(大陸地殻)が薄く張りついている。

花崗岩が大陸地殻となったのは、海洋地殻を形成する玄武岩よりも密度が小さい、つまり軽いからである。重い玄武岩の上に、軽い花崗岩が乗っかっている。

海洋地殻は、マントルの橄欖岩が部分溶融してできた玄武岩質マグマが、海嶺から噴き出し、薄く広がって固まることでつくられる。

石が硬いのは、石を形づくっている造岩鉱物が、「結晶」という構造をつくっているからです。結晶とは、いくつかの元素が幾何学的に結びついてつくられる物質のことで、鉱物は結晶がいくつも規則的につながって構成されています。この構造が、鉱物に「硬さ」をもたらしているのです。小さな分子たちがムラなくぎゅっと集まっていれば全体として硬くなることは、なんとなく想像できるかと思います。言い換えれば、このような結晶という構造をもっていることが、「鉱物」の定義の一つとなっています。

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