不老不死の子供たちが、戦闘機で代理戦争を続ける世界。
その子供たちの虚無感と恋愛を描いたジャパニメーションである。
何を訴えたいのかよくわからない作品が多かった、ここ数年の押井守監督だが、この映画は明快だったと思う。
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「SF」タグアーカイブ
イベント・ホライゾン
あまり知られていないが、SFとホラーを融合させた怪作である。
船内の人工ブラックホールを使って時空を折りたたみ、超時空航行を可能にしたイベント・ホライゾン号は、時空を突き抜け、地獄へ行って戻ってきた。
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劫尽童女
ある世代の作家たちは、スティーヴン・キングから強い影響を受けている。
恩田陸もその一人らしい。
この作品は、キング初期の傑作「ファイヤースターター」の、彼女なりの描き直しである。
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ギャラクティカ
大昔に「宇宙空母ギャラクティカ」をテレビで観ていたが、宇宙空間での特撮シーンを何度も使い回していた記憶しかない。
リメイク版の評判が良いようなので、久しぶりにスペースオペラを観てみることにした。
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ゴールデン・マン
やはりデイックは面白い。
この頃、古典を読んでも楽しめないことが多かったので、感性がすり減ってしまったのかと不安になっていた。
高校、大学を通じて最強のSF作家フィリップ・K・デイックは、いま読んでも十分楽しめた。
まずはひと安心。
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今日の早川さん2(限定版)
本好き(主にSF,次にホラー)による、本好きのためのちょっとイタい漫画、「今日の早川さん」の2巻である。
通常版と限定版があるが、私はamazonで限定版を発注してしまった。
限定版には、ブックカバーと5人娘各バージョンのしおりが付いている。
このブックカバーを付けて電車の中で本を読むと、同類を惹き付けてしまいそうで恐ろしい。
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エイリアンVSプレデター2
SFホラー界の人気者、エイリアンとプレデターを戦わせてしまえ!という無茶な企画である。
日本映画で言えば、「ガメラ対ゴジラ」というところか。
それも2作目である。
期待する方に無理があった。
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クローバーフィールド
怪獣に襲われたニューヨークで逃げ惑う人々の姿を、ホームビデオで撮影した映像だけで描いた映画である。
臨場感はあるが、目が回る。
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石と化す疫病
ノーチラス号の冒険シリーズの第7巻である。
ネモ船長の息子であるマイクは、アトランティスの技術で作られた謎の潜水艦ノーチラス号で、仲間の少年達と共に、世界の海で冒険の旅を続ける。
第7巻では、謎の敵が登場し、物語は新しい展開を見せ始める。
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海を失った男
懐かしのスタージョン。
近年、再評価の動きが高まっているということで、文庫落ちした短編集を読んでみた。
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