「ダ・ヴィンチ・コード」で一躍有名になったダン・ブラウンのデビュー作である。
米国家安全保障局、通称「パズル・パレス」を舞台にした、究極の暗号を巡る攻防である。
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「フィクション」カテゴリーアーカイブ
赤ひげ診療譚
黒沢明の映画を観て、今更ながら「赤ひげ」を読んでみた。
私の持っていた山本周五郎のイメージとは違った、シリアスな小説だった。
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ブレイクスルー・トライアル
セキュリティシステムで守られた研究所から、マーカーを盗み出せれば賞金1億円。
古典的だが、血湧き肉踊るテーマに、正面から取り組んだ作品である。
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鴨川ホルモー
「ホルモン」ではなく、「ホルモー」である。
これは、ある競技において叫ばれる言葉である。
なんともバカバカしい小説である。
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フォーティ 翼ふたたび
中年版I.W.G.P.という雰囲気がある。
会社を辞めて個人でプロデュース業を始めた主人公のところには、おかしな依頼ばかり舞い込んで来る。
I.W.G.Pとは違い、マコトのような機転も、タカシのような強力なパイプもない本作の主人公は、みじめなまでにもがき、何とか前進していく。
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One Out
沖縄にある「One Out」と呼ばれる賭け野球出身の選手が、弱小チーム鍛え上げる、異色の野球マンガである。
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穴
犯罪を犯した少年が、日々穴を掘る労働を課せられるキャンプでの物語。
とても有名な児童文学だが、かつてペーパーバックで読もうとして、挫折した。
翻訳で呼んでみたら、難しい話ではなかった。
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ラスト・イニング
中学生野球の傑作「バッテリー」で描かれた最後の試合、その後日談を中心とした短編集である。
野球の持つ魅力と、それに翻弄される少年達を見事に描いている。
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最高の銀行強盗のための47ヶ条
子供の頃から父親に銀行強盗を仕込まれた美女が、殺人癖の父親に愛想を尽かし、バーで知り合った若者と逃走する。
バイオレンスな描写も多いが、基本コメディである。
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ジェネラル・ルージュの凱旋
田口・白鳥コンビの医療ミステリーシリーズも3作目。
今度は戦争だ!という勢いがある。
何といっても、ジェネラル(将軍)がカッコいい。
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