ブロックチェーンは金融に革命をもたらすらしい。
という噂は聞いていたが、よく分からないので、まとまった説明をしている本を読んでみることにした。
技術的には納得したとは言い難いが、本当に説明されているような機能があるのなら凄いことになる。
影響は金融だけではなく、あらゆる分野に及ぶ可能性がある。
続きを読む ブロックチェーン革命
「経済学」タグアーカイブ
人口と日本経済
日本の人口が減少傾向にあるのは明確な事実である。
人口減少は経済的には負のインパクトがあるが、現在の日本は悲観的になり過ぎている、というのが著者の主張である。
たとえば生産性に一番影響があるのは、人口増ではなくイノベーションである。
というようなことを、豊富な統計資料を使って説明している。
興味深い本だった。
続きを読む 人口と日本経済
限界費用ゼロの社会
限界費用とは、モノを追加で作るコストである。
生産性が究極まで高くなり、無料の財やサービスが可能になると社会はどうなるか、をこの本では考察している。
市場資本主義から協働型コモンズへのパラダイム・シフトを予測した刺激的な本である。
続きを読む 限界費用ゼロの社会
ファスト&スロー
行動経済学が誕生した原因にもなった有名な一冊である。
語り口は優しく、紹介されている事例も面白い。
言いたいことはシンプルだと思うのだが、その割には本書は分量が多すぎる。
続きを読む ファスト&スロー
マネー・ボール
映画にもなった有名な本である。
アメリカの大リーグの貧乏チームを舞台にしたノンフィクションなのに、ビジネス書としてよく紹介される。
読んでみて、理由がよくわかった。
数字で価値を評価し、シビアに運営する経営者の姿を描いた作品なのだ。
続きを読む マネー・ボール
エンデの遺言
「はてしない物語」「モモ」で有名なドイツのファンタジー作家であるミヒャエル・エンデが最後に残したインタビューを元にした本です。
彼の遺言は、お金に関することだった。
現在のお金の仕組みが、現代の不平等と経済の行き詰まりの元凶である。
これを変えるべきだというのが彼の主張である。
続きを読む エンデの遺言
行動経済学
行動経済学に興味があるので色々と本を読んでいるが、何が最新の理論で、どのような歴史があるか体系的に理解したくなった。
そういう時には教科書だろう、と大学の授業で使っているような本を読んでみることにした。
しかし、冒頭からいきなりつまづいてしまった。
経済学には数式が欠かせないのだ。
このハードルは高い。
続きを読む 行動経済学
ビジネスモデル2025
よくある流行りのビジネスモデルを紹介する本だと思ったら、かなり奥深い本だった。
新・経済パラダイムを前提として2025年のビジネスモデルを考察している。
相対的に貨幣経済の衰退することを前提としているので、儲けるための方法を提案しているわけではない。
SFのようでもあるが、我々の生活が一変する新しい経済が既に始まっているのかもしれない、と思わせるインパクトのある本である。
続きを読む ビジネスモデル2025
日本人のためのピケティ入門
珍しくベストセラーになっている経済学の本である。
元の本自体は、とてもペーシ数が多く、統計資料の分析が中心で読みづらいと聞いていたので、手っ取り早く解説書で理解することにした。
続きを読む 日本人のためのピケティ入門
経済は感情で動く
経済活動における人間の行動が、いかに論理的でなく、感情に支配されているか、様々なクイズを交えて、面白く解説している。
しかし、自分の判断が不安になって来る。
続きを読む 経済は感情で動く