異色の吸血鬼小説「モールス」の作者だということは、途中で気づいた。
この作品も「モールス」同様にショッキングである。
異質な存在であることの驚きよりも、性的な問題でビックリするのも同じ。
表題作である「ボーダー 二つの世界」を始め、スウェーデンの底辺の人々のを主人公にした境界を超える物語が多く収録されている短編集だ。
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「ホラー」タグアーカイブ
ドクタースリープ
伝説のホラー映画「シャイニング」の40年ぶりの続編である。
小説の続編でもあり、映画版の続編でもある。
「シャイニング」の小説と映画版には、実は複雑な関係がある。
この映画は、2つの違いをうまく取り込み、どちらのファンも楽しめる作品に仕上がっている。
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ゾンビ究極読本
ゾンビマニアのための同人誌のような本である。
ゾンビと言っても、ゾンビ映画の始祖であるジョージ・A・ロメロのゾンビ映画のみが対象である。
私もロメロのゾンビ映画が好きだか、ここまでマニアックだとついていけない。
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三鬼
久しぶりの三島屋変調百物語。
宮部みゆきに関しては、文庫本に落ちてから購入するのがマイルールである。
三島屋百物語の第4弾である「三鬼」が出版されたのは知っていたが、文庫になるのを待っていたのだ。
待ったかいがあった。
宮部みゆきは、時代劇が一番おもしろい。
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ハロウィン
あの「ハロウィン」の続編が40年ぶりに公開された。
「サスペリア」も 40年ぶりにリメイクが作られたが、私としては「ハロウィン」の方が趣味に合っている。
登場までの煽り方といい、強烈なヒロインといい(おばあちゃんだけど)、 70年代ホラーの正統な後継と言える作りだった。
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ギレルモ・デル・トロ 創作ノート 驚異の部屋[普及版]
ギレルモ・デル・トロと言えば、「シェイプ・オブ・ウォーター」でアカデミー賞を受賞して有名になったが、元々はB級ホラー・SF系の人間である。
私も彼の作品では「デビルズ・バックボーン」の方が好きだ。
この本は、彼が映画製作にあたりデビュー前から書き続けてきた制作ノートの解説本である。
なんともマニアックで、ファン以外は絶対に買わないたぐいの本だろう。
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心霊電流
久々に、キングの上手さを実感した。
キングはなぜ、少年時代をこんなに生き生きと描けるのだろう。
でも、怖くない。
最後の最後に古典的なホラーになるのだが、ちょっと唐突な気がする。
それに、ラブクラフト的な恐怖は、実際あまり怖くない。
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サスペリア
あの「サスペリア」が40年後にリメイク。
しかし、ダリオ・アルジェント版とは全く違う映画になっていた。
賛否両論のようだが、私にはよく分からなかった。
思想的・政治的な映画のようだが、背景の知識がないとついていけない。
ただ、血の量は多く、観ていて痛い映画だった。
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来る
日本のホラー映画は地味なものが多いが、この映画はなかなか派手で楽しませてくれた。
主人公がコロコロ変わる趣向も面白い。
ただ、前半の結婚までの過程や育児ノイローゼの描写が長くて、退屈だった。
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絶対に出る世界の幽霊屋敷
ナショナルジオグラフィック社が出しているだけあって、あまり煽情的な本ではなかった。
その分、あまり怖くない。
写真集としては美しい写真もあるのだが、もっとおどろおどろしい方が楽しめた。
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