「巨大建築物に潜む”魔”をかってない筆致で描き上げたJ・G・バラード+スティーヴン・キング+ラブクラフトともいうべき最新作。」という本書の紹介を見たら、これはもう読むしかない。
しかし、なかなか盛り上がらない。
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「ホラー」タグアーカイブ
The GHOST NEXT DOOR
アメリカの子供たちに人気のちょっと怖いGOOSEBUMPSシリーズの1冊。
このシリーズは、古典的なワンポイントアイディアで楽しませてくれる作品が多い。
たいしたことがないネタだが、主人公の少年少女が懸命に謎と格闘する姿は、思わず応援したくなる。
この作品も分かりやすい謎がひとつあり、主人公の少女が周りが理解してくれないことにもめげずに頑張っている。
最後は、ちょっと泣けて来る。
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バイオハザード ザ・ファイナル
前回の5はそこそこ盛り上がっていたが、予告編を見る限り今回は全く期待出来なかった。
それでも、ここまで来たのだから、お付き合いでも見ないわけにはいかないファイナルである。
まあ、頑張っていた気はするが、1や2のレベルの高さには遠く及ばない。
シリーズ通して、同じ脚本家、監督なのに全然整合性が取れていないなあ。
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黒い波
いまどき珍しい動物パニック小説である。
ネタは蜘蛛だ。
特にヒネリもなく、ある意味古典的な小説となっている。
安心して読める。
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悪趣味ビデオ聖書
読んでいて頭が悪くなりそうな、バカな作品ばかりが紹介されている。
レンタルビデオが始まった時代を知っている世代だが、ビデオの世界の闇がここまで深いとは知らなかった。
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叫びの館
知能に障害があるが常人を超える特殊能力を持つサヴァンを集めて、ひとつの人格を作る実験が行われる。
しかし、その中に超能力を持つサイコパスが紛れ込んでいた。
さらに、実験で使う屋敷には、怨霊が巣食っていた。
なんとワクワクする設定だろう!
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死霊のはらわたリターンズ
「死霊のはらわた」のアッシュが帰って来た!
80年代にスプラッタ映画という分野を作ったのがサム・ライミの「死霊のはらわた」である。
サム・ライミは「スパイダーマン」で一躍メジャーな監督になってしまい、バカなホラー映画を撮らなくなったのが寂しかった。
日本ではhulu限定のこのドラマでは、サム・ライミは監督こそしていないものの、当時のサム・ライミ節が炸裂している。
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泣き童子
宮部版百物語の第3弾。
このシリーズは毎回ティストが違うのも面白い。
1巻は、主人公のおちかが故郷を追われて三島屋に来た経緯も含めて重いトーンだった。
2巻は、おちかの新しい恋が始まり、楽しい感じになっている。
この3巻は、日本昔話風のお話から怪獣モノまで激しくバラエティに富んでいる。
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ナイスヴィル
アメリカの片田舎の町で、古代の呪いによる怪事件が発生する。
スティーヴン・キングのような設定だが、小悪党が多く登場するタランティーノの映画のような話になっていた。
何より、上下巻で何も終わっていない。
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アイアムアヒーロー映画版
原作はなかなか面白いのだが、マンガ原作の映画は失敗することが多い。
キャスティングの発表を見ると、主演の大泉洋を始めメジャーどころで固めており、不安になるばかりだった。
しかし、実際に映画館で観てみると、なかなか頑張っていると思えるゾンビ映画に仕上がっていた。
傑作とは言わないまでも、世界標準のゾンビ映画になっている。
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